斉藤祐輔の国際戦レポート

第5回国際スキー技術選手権大会
INTERNATIONAL TECHNICAL SKI CONTEST 2000
の報告

3月18日・19日、野沢温泉スキー場で開催された第5回国際スキー技術選手権大会に某スキーサービス会社の依頼でサポートスタッフとして行ってきました。裏話など写真を交えてご報告(?)します。(技術的解説は雑誌、ビデオで…)
私が野沢温泉に到着したのが17日夜。参加選手は昼間の内にゼッケンドローなどを済ませて
野沢温泉地内にある焼肉屋さんで懇親の晩飯をしているころ、某選手の板をせっせとチューンナップしておりました(泣)
技術選と同時に開催される試乗会の板の一部をそのまま大会で使用するので、エッジがキツ過ぎず、かつ、柔らか過ぎずという、普通じゃ考えられないセッティングで頭を悩ませながら初日を迎えました。
第一種目はチャンピオンコースで行われる「大回り・規制」。おっと、あれは…トータルスキークリニックでテクニカルレッスンをしてくれた「スティーブ・スマート」選手じゃありませんか!その横にいるのはお馴染みの橋爪コーチを始めとする「ユニオン・プラッツ」のコーチ陣達。
トータルスキークリニック終了後に「かおる」で渡した「オリジナルかおるワッペン」を口約通り、ヘッドキャップに縫い付けてくれての出場です。この瞬間、「「かおる」もグローバルなペンションになったなぁ…」と思いました。調子はどうかなぁ…いい結果になりますように…
コース内では某選手の板の状態をチェックする以外やる事がナイ(?)のであっちウロウロ、こっちウロウロ…
おっとオン・ザ・コースしてきたのは豊野智広選手じゃありませんか!一時期、私の勤務した某メーカーの板を契約で使用していたのでゴール後、声を掛けてみました。
「どう?調子は…?」「う〜ん、わかんないや(笑)」「写真、いい?」「ここでいいの?」などと会話をしながら「ハイ!いつものポーズ!」

あらら、「かおるワッペン」を渡すのを忘れちゃいました。ま、いいや。「S●J」の目もある事だし…
またの機会にしましょう。
さてさて次にオン・ザ・コースしてきましたのは、日本でもお馴染み「リッチー・ベルガー」選手です。
色白でナカナカの色男、スマートな身体からは考えられないスキーさばきを見せ、第三回国際技術選では見事優勝を飾っております。
「(あら!ちょっとセッティング合わなかったかな?)」と思う滑りで点数は565点。順位が2番手に終わってしまいました。
観客の皆さん(私もゲレンデでは観客と同じでしたが…苦笑)のサインや写真攻めが一通り終わって声を掛けました。
「Feel good?」「OK!OK!モンダイナイヨ」。リッチーの母国語はドイツ語なんですが私のヘタな英語に気をつかってか、ますます巧みになった日本語を使って応えてくれました。
ちなみにリッチーの好きな日本食は「ラーメン」です(笑)
「Take a photograph」「ドゾ!」   今度は「かおるワッペン」をキチンと渡して…と…

このワッペンはちゃんと本人に渡しておきました。使ってくれるかどうかは本人次第…ま、●●Jとは関係ないから使ってくれるでしょう(ホントかなぁ…)
「板は問題ない」との言葉で、またゲレンデ探検隊(笑)にそそくさと…

途中、懐かしい面々と個人的な会話をしながら(ここでは皆さんにお知らせしても「誰?これ?」と言われるのがオチなので、少し(だいぶ…?))割愛します(知りたい方は「かおる」までお越し下さい)。お知らせできる事は、今大会の技術点をジャッジする審判団の一人として、また現役デモを引退後、SAJ教育本部デモ強化小委員を務めている「ノブさん」こと「森 信之」さんと懐かし会話をした事でしょうか…
写真にはノブさんの両隣に皆さんの知らないメンツが写っていますが、私には懐かしい面々なので思わず同じフレームで撮っちゃいました。このページをご覧の皆さんゴメンナサイね。
おっと、次の種目、「カービングレース」になる前に(使用バーンが移るので)知ってる顔は…と…

おお!いました。いました。リッチーと同じくオーストリアの選手で、やっぱり人気者「グッキー」こと
「マルティン・グガニック」選手が…リッチーよりも上手な日本語を使うのでこっちとしても安心だ。
「ヒサシブリ。ゲンキ?」「元気!元気!、調子は…?」「チョベリグ!ヨ(笑)」…一体いつ覚えたんだろう?というより死語と化したコギャル言葉を知ってる海外選手っていないでしょうね(笑)。
そういえば去年、リッチーも誰に教えてもらったのか「だっちゅーの!」のポーズを連発していたなぁ…
グッキーにもワッペンをプレゼントしておきました。う〜ん、ますますグローバルになってきた!
ちなみに、グッキーは一度も首位を譲る事なく、今大会の優勝をさらっていきました。これで2年連続優勝です。
続いての登場はゼッケン30番、「岸 昇治」選手です。北海道キロロスキーアカデミー所属です。
あまり調子が良くないのか?寝不足(こっちだと思う)なのかどうかは定かではありませんが、顔の表情がいつもとちょっと違います。
「皆さん、木曽福島スキー場は3月イッパイですが、北海道はまだまだトップシーズンです。北海道ならキロロへ…」と申したかどうかはキロロに行って本人に聞いてください(笑)

以上、ゲレンデ探検隊はここまでにして、仕事、仕事…
2日目は午後から「雨」の予報…事前に大会事務局の公式気象予報で情報を得て、次の日の種目「整地・小回り」「不整地・小回り」のセッティングを決める作業に入りましたので選手の顔写真はここまで…
「整地・小回り」「不整地・小回り」ともユートピアコースを使うので先にバーン状況を確認しました。
木曽福島もそうなのですが、野沢温泉も例外ではなく、3月とは思えないとても良い状況でした(大会バーンにスノーセメントを使用したようです)。コブは…溝のラインは柔らかいのにコブそのものは硬く締まっており、某選手のフィニッシャーとして腕の見せ所です。結論としてはトップとテールエッジを多少甘くして、全体として500番のペーパーで撫でる程度に落としてセットしました。
(といってもすごくキツいエッジですよ。あくまで国際レベルの選手だからこそ扱えるエッジです)
これなら試乗会で一般の方が履く時にもすぐリセット(デ・チューン)できますから…

ということで参考までにこの日、某選手が「整地・小回り」で使用した板の状態を撮りましたので公開します。

全種目終了まで会場にいたかったのですが、試乗会の板もキチンとしておかなければならない立場…試乗会のテントブースまで降りた為、表彰式も見れず、公式最終リザルトはわからず終いでしたが、国際舞台にスタッフとして今年も参加できた事や「かおる」の一員(回し者?)として国際舞台を見れたことは今までのかおるスタッフの中にはいないでしょう。そういった意味では非常に幸せモンです。
最後に…スティーブがキャップに縫い付けたり、グッキーやリッチーに渡した「かおるワッペン」は、木曽福島スキー場内、「かおる」で好評発売中です
さぁ皆さん、「かおるワッペン」をウェアに貼りつけ、気分は「国際級デモンストレーター(笑)」になろう。でもヘタな滑りをすると・・・??

以上、2000シーズン「かおる」スタッフ、斉藤の現地報告…でした

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